枚方市にお住まいで子育て/仕事のストレスで自律神経失調症による
頭痛・肩こり・ぎっくり腰を整体で元気になりたい方へ4
目に見えないストレスが
どうやって心を蝕むのか？
そのメカニズムが最新の
研究から見えてきましたね。
ストレスが引き起こす心の病。
その代表がうつ病です。
進路を両親に相談しても
中々自分の意見をくみ取ってもらえない。
折角進んだ、学校も厳しさのあまり
体がついていかず、中退。
大学時代、音楽活動をしていたM.Eさん
大切なライヴ当日に、うつが原因で
起きることができず、当日キャンセル。
バンドのメンバーからは、しばらく
無視される状態が続きました。
卒業後、結婚したM.Eさんは
からだの不調を訴え
心療内科
精神科
心理カウンセリング
療養所
など転々とドクターショッピングの日々。
ついにM.Eさんは、
心が折れました。
リストカット
ボディーカット
マンションから飛び降りかけたことも・・・
四面楚歌
八方塞がりになり
家族も閉塞感を覚えるようになり
家は暗くなりがちでした。
うつ病の診断を受けました。
いつの間にか、笑えなくなっていました。
ストレスは誰にでもあるもの。
そう思って我慢しているうちに
どんどん気分が落ち込み、
うつ病を発症したのです。
日々のストレスが一体
どのようにして心を蝕み、
うつ病を発症させるのでしょうか。
最新研究によってそのメカニズム
が明らかになりつつあります。
私達の周りにある様々なストレス。
こうしたストレスを受けると
脳の中にある、恐怖や不安を
感じる扁桃体が活動を始めます。
すると、脳から体に指令が
出されて副腎から様々な
物質が分泌されます。
ストレスホルモンです。
ストレスホルモンは、心臓の
拍動を早め血圧を上げるなど
ストレス反応と呼ばれる様々な
反応を体に起こします。
このストレスホルモンの中で
いま注目されているのが
コルチゾールです。
コルチゾールは脳に辿り着き
吸収されますが一定の量を
超えて増え続けると脳の一部
を破壊する事が分かってきた
のです。
アリゾナ州立大学ではストレス
に長くさらされると脳がどうなる
のかを実験しています。
ネズミを金網に長時間閉じ込め
ストレスを与えると脳のある部分
に変化が現れました。
それは海馬です。海馬は記憶を
司り、感情にも関わる場所です。
変化が起きていたのはその海馬
を構成する神経細胞でした。
神経細胞の突起が目立って
減っています。
ストレスを与えられたネズミは
神経の突起が蝕まれ減少
していました。脳に溢れたコルチゾール
が原因となり海馬の神経細胞が蝕まれ
突起が減少したと考えられます。
今、こうした海馬の損傷が
うつ病の発症にも繋がる
可能性が指摘されています。
感情に関わる海馬が萎縮し、
隙間ができるのです。
健康な方でもストレスが
重なってそれがずっと持続
するとストレスホルモンが脳を
障害して、それが強くなって
くるとうつ病のような症状が
出てくる可能性があります。
ストレスを受けた時、体が反応
しストレスホルモンが分泌される
のは本来私たちの体に備わって
いる自然な反応です。
それがいったいなぜ脳の破壊
という異常な事態を引き起こして
しまうのか？
そもそもストレス反応は太古
の昔、私たちの祖先が厳しい
自然の中で生き残るために
身につけたものでした。
生命の危機に直面した時
心拍数を上げるなどの反応を
起こす事で体を動かしやすくします。
「汗をかく」ということです。
そして緊急事態が去った後、
ストレスホルモンの分泌は
止まりました。
ところが天敵がいなくなった
現代。
仕事上の様々な事や人間
関係などが天敵に変わって
私たちに精神的な負担を
かけるようになりました。
こうした立て続けのストレス
に私たちの体は休む間も無
く反応し続ける状態になって
います。
ずっとストレスホルモンを出し
ていないといけない。
そういう社会で長時間労働が
毎日続く。
睡眠もとれない。
慢性的にストレスホルモンが
過剰になっている。
太古の昔には想定されて
いなかった程の絶え間ない
ストレス。
それがコルチゾールの過剰
な分泌を引き起こし、脳を
破壊していたのです。
さらに、こうした状況を悪化
させるもう一つの仕組みが
最近の研究から見えて
きました。それは私達人類に
備わった記憶力や想像力です
例えば上司の厳しい叱責など
大きなストレスにさらされた
場合上司が目の前からいなく
なった後も家で叱られた事を
思い出したりまた明日も叱ら
れるかもと想像したり。
その度に脳はストレスを感じ、
ストレス反応を起こします。
このように目の前の現実に
ついてではなく過去や未来に
考えを巡らせてしまう状態は
マインドワンダリング
（こころの迷走）と呼ばれます。
最新研究ではこの
マインドワンダリングが
私達が生活する時間の非常に
多くを占める事が分かってきて
います。
著名な科学誌に掲載され注目
を集めた研究です。
ハーバード大学が2250人を
対象に行ったマインドワンダリング
に関する大規模な行動心理調査
の結果です。
目の前の事を考えていない
マインドワンダリングの状態は
生活時間の47%に登りました。
つまり私達は生活している時間
の半分近くでストレスを感じ
やすい状態にあるのです。
人間があれこれ考えてしまうの
は将来の計画をするためです。
しかしその間、ストレス反応が
ずっと続いています。
どんどん脳を蝕み、心の状態を
悪くするのです。
ストレスが原因で心を
蝕まれる。決して珍しい事
ではありません。あなたにも
思い当たる事はありませんか。
毎日通勤電車に乗ったり
あるいはうまく付き合えない
上司がいたりすることで
慢性的なストレスが中心に
なるわけですが、その結果
起こってくるストレスの状況
には2通りあります。
１つは頑張るストレスです。
これは、誰でも仕事なんかで
ノルマがあったりすると頑張
らなくちゃいけない。
ひとつ仕上げるとまたひとつ
仕上げなければいけない。
それでどんどん迫られます。
頑張るストレスが強くなって
くると心臓血管系など体の方
の反応が出てきます。
アドレナリン
（ストレスホルモンの一種）
というのが出てこれが心臓
なんかに負担をかけ痛めていく。
問題はもう１つ
我慢するストレス。
こちらが現代社会では多く
なっている。
なかなか解決できなくて頑張
るだけではどうにもならなくて
とにかく我慢していなくちゃ
いけない。そうするとこちらは
コルチゾールが出ます。
尚且つ心の方がだんだん蝕ま
れていく事が知られています。
落ち込み、不安など心の反応。
マインドワンダリングが止まら
くなるとだんだん落ち込んでいく。
インターネットが普及してからも
のすごく危なくなっていると思います。
特にメール。
テキスト情報を読むとそれだけ
思考が回転するのでつい
色んな事を考えてしまう。
海馬はうつ病の大きな原因と
言われてきている。
海馬は記憶を司っているので
認知症にも1番大きく関係している。
確かに、ストレスに強い人
弱い人っていますよね。
その違いを決めるのは
いったい何でしょうか？
その要因のひとつとして注目
されているのが生まれ育った
環境です。
ハーバード大学では子供の頃に
強いストレスを受けた人の脳に
30年後どの様な影響が現れたか
を調べました。
すると脳の扁桃体に変化が
起きている事が分かりました。
そうです。不安や恐怖を
感じた時ストレス反応を
スタートさせるあの場所です。
続く・・・
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